ご挨拶

Greeting

農業の魅力について The charm of agriculture

01

自然とともに働くことの楽しさ

私が農業をしているところは大井川の中流域の山々に囲まれた、自然の豊かなところです。四季折々の景色の移ろいや空気の匂いをいつも感じながら過ごせるのは、無条件に気持ちのいいものです。また、農業は作物の生長とともにありますから、それが育っていくのを見るのは感動的です。一握りの土の中には数億の微生物がいるといわれています。農業をやっていると、目には見えないその生き物の存在を感じるときが確かにあります。

いつも「いのち」の存在を感じられる、それは自分の存在を感じることでもあります。周りのものに自分が生かされているという感覚を持てた事が、自分の自立につながっています。

02

百姓の意味

「百姓」という言葉の意味は、「百の姓=仕事ができないと農業はできない」ということだと聞きました。作物の栽培に関することは、生物学の知識が必要なのは当然ですが、土の中のことは物理学や化学(苦手)が、その他にも気象学、地理学などについても知っていなければいけません。
販売については商学、経営については経済学、それに農業機械の整備や農地に関する法律など、幅広い知識と情報が必要になります。
一つ一つ学んで切り開いていくことが農業の楽しさです。

03

地域づくりの中心に農業を

農業の社会的役割というのは、単なる食料の供給だけではないと思います。「食」は「いのち」の源です。社会の「いのち」に関するあらゆることと、農業はつながっています。
例えば、教育があります。私が農業をやることを通じて自立したように、農業の教育力は大きなものがあります。自分の日々食べているものが どう作られているのかを知っているのと知らないのとでは、「いのち」に対する感覚は大きく違ってくると思います。また、「医食同源」という言葉があるように、「健康な体」の源は「健康な食」です。医療費の削減は、栄養価の高い農作物の栽培技術の普及からであるはずです。

環境とも密接な関係にありますし、本来の意味での循環保全型社会を実現するためにも、農業の存在は不可欠です。ひとと自然が調和し、「いのち」が守られていく豊かな社会を創るためには、農業の果たせる役割はもっと多様にあります。こうしたことから農林水産省が推薦する「多面的機能交付金支払制度」を活用、団体を結成、将来の若者が農業を楽しみ、活躍できる環境作りに励んでいきます。

04

次世代に続く農業を

農業に興味のある人、農業をやってみたい、と思っている人が増えているのを最近感じます。
しかし、実際に就農する人は少ないのが現状です。土地、技術、資金などクリアすべき関門は多いですし、相当な準備と覚悟が要るのは確かです。
私もまだ道半ばで偉そうなことは言えませんが、少ない経験の中からも新規就農に関することでアドバイス出来ることはあると思います。
また、同じ地域・当社での就農となればいろいろとご協力できることはあります。
販売や情報、物流、人手、農業機械など共有できることはたくさんあります。
地域の農業の仲間が増えてくれることを願っていますので、そのために自分もできる限りのことをしたいと思っています。

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